【屋根の雨漏り修理】自分でできるチェック方法＆業者選びの完全ガイ

順位	原因	発生しやすい屋根材	症状例
1	瓦のずれ・割れ	和瓦・洋瓦	特定の場所から水が浸入
2	防水層の劣化	金属屋根・フラット屋根	広範囲にシミが広がる
3	コーキングの剥がれ	スレート屋根	釘周辺から浸水
4	樋（とい）の詰まり	全タイプ	雨樋の溢れによる浸水
5	ルーフィングの破れ	古い屋根（築15年以上）	天井全体にシミ

簡単セルフチェックリスト

屋根の外観チェック（双眼鏡などで遠くから確認）

瓦の割れやズレがないか

金属屋根にサビが発生していないか

コーキング（目地材）にひび割れが見られないか

※高所作業は危険を伴うため、無理せず専門業者に依頼しましょう。

室内で見つかる異変サイン

天井に茶色いシミがある（過去に水漏れがあった可能性）

壁の一部がふくらんでいる（内部で腐食やカビが進行しているおそれ）

工事内容	費用相場	工期	備考
部分修理（瓦交換など）	3～10万円	1日	原因が局所的な場合
防水塗装	15～30万円	2～3日	金属屋根の劣化対策
ルーフィング全面張替え	50～100万円	1週間	築20年以上の家に多い

工事の種類別特徴

応急処置：

漏水箇所に防水テープやシーリング剤を塗布（あくまで一時的な対策）。

例：大和ハウスの「雨漏りストッパースプレー」

本格修理（根本的な対応）

防水層の再施工や屋根材の交換など、専門業者による本格的な工事が必要です。原因の特定から修理完了まで、しっかりとした工程を踏むことが重要です。

選ぶ前に確認したいチェックリスト

【実績】
　雨漏り修理の専門経験が豊富か、施工例などを確認。

【見積もり】
　作業内容の詳細が明記された見積書を提示してくれるか（相見積もりもおすすめ）。

【保証】
　施工後に無償で修理対応してくれる保証期間があるか（5年以上が理想的）。

【調査】
　赤外線カメラなどを用いた無料診断を実施しているかどうか。

【口コミ・評判】
　楽天リサーチや「雨漏り 修理 口コミ」などで実際の評価を事前にチェック。

こんな業者には注意！

「今すぐ工事しないと家が倒壊する」など、不安をあおるような強引な営業トーク

過剰な値引きを提示し、現金払いを求めてくるケース（詐欺の可能性あり）

4.実際の修理事例紹介

ケース①：神奈川県横浜市／築25年の戸建て住宅

症状： 2階天井に広がる大きな雨ジミ
原因： スレート屋根の下に敷かれたルーフィング（防水シート）が経年劣化により破損

工事内容：

劣化した屋根材を撤去

新しい防水シート（ルーフィング）を施工

屋根全体の塗装仕上げ
費用目安： 約68万円（工事保証10年付き）

ケース②：大阪府／集合住宅の屋上部分

症状： 雨樋（あまどい）からの水あふれによる漏水被害
原因： 排水不良による樋の詰まりと角度のズレ

対策内容：

雨樋内のゴミ・落ち葉等を清掃

水が流れやすくなるよう角度を再調整
費用目安： 約3万5,000円

5. よくある質問（Q&A）

Q. 雨漏り修理に保険は使えますか？

A. 火災保険の「水濡れ補償」が適用されるケースがあります。ただし、経年劣化や自然摩耗が原因の場合は対象外となることが多いため、事前に契約内容をよく確認しましょう。

Q. 業者に依頼するタイミングはいつが良い？

A. もっともおすすめなのは、梅雨入り前の3〜5月です。この時期は天候も安定し、業者のスケジュールにも比較的余裕があるため、調査や修理がスムーズに進みます。

雨漏りは「早期発見・早期対応」が何よりも重要です！

まずはセルフチェックで症状と原因を確認
複数の業者から3社以上の相見積もりを取得
保証内容や施工内容をしっかり比較してから契約

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